今後のXCL

今週のXOOPSのお時間はOSCの資料作りに当てたので、それ以外は進んでおりません。
まだ完成しておりません。今週末は出かけていていないので、まずい。

さて、今後のXCLですが、どんな方向に進めばいいんでしょうか。Feature Request 見ていても面白そうなのはあまりありません。

XOOPS2 の時代から今までの間に、ウェブアプリケーションには新しい機能・技術が備えられ、求められるようになって来ましたが、XCL はそれらから取り残されているんじゃないかと感じています。
例を挙げれば、RSS の出力、ユーザとユーザの関係を可視化するソーシャル機能、レコメンデーション、登録ユーザが作れるグループ、タギング、外部のサイトとの連携などです。
これらの機能の特長は、これらの機能自体が直接ユーザにサービスを提供するというよりも、これらの機能を他のモジュールが利用して、より面白い機能を提供できるようになる、という点にあります(全部がそうではないですが)。
こうした機能を、たとえ表示や登録はしょぼくても、デリゲートやserviceの部分をしっかりと作ってXCLに搭載すれば、あとは気に入らなければ XOOPS Cube お得意の換装機構を活かして、利用している外部のモジュールに影響を与えることなく、よりよいモジュールに差し替えることができるはずです。

例えば、現在、サイトのRSSを出力するモジュールとして、d3pipes や RSSC(だったかな。こちらはあまり知らない)がありますが、サイト管理者が「d3pipes の機能が気に入ったので乗り換えたい」と思っても、両者には全く互換性はありませんので、乗り換えは困難です。乗り換えたあとで、使っていたニュースモジュール、掲示板モジュール、リンク集モジュールは新RSSモジュール向けにフィードを出してくれるのでしょうか? 心配ですね。
これを、XCLで持つようにして、各モジュールのフィードを集めるところをデリゲートなりServiceなりでしっかり決めておけば、XCL標準の威光で、少なからぬモジュール(特に今後作られるモジュール)が対応してくれるでしょう。
もし標準で添付されているRSSモジュールの機能が気に入らなければ、デリゲート/サービス部分さえ一緒であれば、独自のRSSモジュールに差し替えればいいわけです。

このように、ユーザが直接利用するモジュールよりも、モジュールが利用するモジュールを充実させていくのが、XOOPS Cube の特長を活かして面白い方向へと進化させる一つの道なのではないかと考えています。