モジュールを作ろう!(3)プロジェクトの作成

本記事は、Cubson というモジュール生成ツールを使った XOOPS のモジュール作成方法を解説するものです。

対象は、XOOPS のモジュールを作ったことはないし、PHP もプログラミング自体もほとんど経験が無い、という人です。

ローカルで XOOPS を動かす環境(XSAS/XAIO など)が整い,Cubson のインストールが完了したら,いよいよモジュール作成を始めます。

まず最初に行うのは,「プロジェクト」の作成です。ここで言う「プロジェクト」は「モジュール」のことだと思ってください。

既に作りたいモジュールが頭の中にある方は,そのモジュールの名前を考えてください。なお,変なところではまるといけないので,モジュール名は半角英小文字のみでつけましょう。記号や数字が入ったり,大文字にすると思わぬバグを招くことになりかねません。

「特に作りたいモジュールなんて今はないけど……」という方は,とりあえずこの連載でサンプルとして使うブックマークモジュール,"bookmark" をモジュール名にしてください。

モジュールの名前が決まったら,Cubson を起動して以下のように入力してください。

makeproject モジュール名

例えば,"bookmark" モジュールを作る方は Cubson で以下のように入力します。

makeproject bookmark

Cubson のインストールが上手くいっていれば,Cubson の画面にどんどんログが表示されるはずです。

ログの表示が止まったら,Cubson インストール時に設定した場所に,モジュール名のフォルダ(例では "bookmark" というフォルダ)ができ,そのフォルダの中に actions, admin, class, forms, templates などのフォルダが出来ているはずです*1

これらは XOOPS Cube Legacy のモジュールにおきまりのフォルダやファイルですが,まだ器だけで中身は空っぽなので,動きません。

全く機能は果たしませんが,XOOPS モジュールとして必要なファイルやフォルダは揃っていますので,とりあえずインストールは出来ます。せっかくなので,インストールしてみてください。

次回は,その中身を作るところに挑戦します。

*1:できていなければ,どこかインストールが上手くいっていないので,もう一度,設定を確認してみてください