続・モジュールを作ろう!(1)
本記事は、Cubson というモジュール生成ツールを使った XOOPS のモジュール作成方法を解説するものです。
Cubson を使ってコード生成が出来る人,モジュールを作るために PHP を自分で調べながら学んでいこうという気がある人が対象です(すでに PHP を知っている人も,もちろん)。
本連載のコピペで何とかならない?,という人ではちょっと厳しいかも。
前連載「モジュールを作ろう!」では,Cubson の基本的なコマンドと,生成したコードのちょっとした変更について解説しました。とりあえず登録・更新,一覧表示,詳細表示,削除の行えるモジュールが作れるようになっているかと思います。
新しい連載では,生成したモジュールにコードを追加したり変更して,ちゃんとしたモジュールとして仕上げるコーディングについて解説していきたいと思います。
最低限の機能を持ったモジュールが出来ると,次に以下のような機能を盛り込みたくなるでしょう。
- ログインユーザのみが登録・編集できるようにチェックする
- 登録時に,ユーザID をサーバ側でセットする
- GET で渡された値をサーバ側でセットする
- 登録時にカテゴリを選んでもらうため,カテゴリテーブルからカテゴリ一覧を取得して Select の option にセットする
- 一覧表示時の並び順を,デフォルトで名前順にする
- 日付を unixtime から人間が見て分かる年月日表示に変換する
- セットされているカテゴリの id からカテゴリ名に変換する
次回以降,これらについて説明していきます。
なお,オブジェクト指向についての知識がちょっと必要になりますので,
- クラス
- オブジェクト
- プロパティ
- メソッド
- 継承
についてウェブや本で読んで,ぼんやりとでも良いのでイメージできるようにしておいてください。
カプセル化,ポリモーフィズム,インターフェイスなどについての知識はとりあえず要りません(僕もよく知らないし)。